「ルルーシュぅ、笑ってくれないと写真が撮れないんだけど?」 「笑う必要がないだろ」 「あるんだって。会長命令だから……」 「写真は許したが、笑うと言ってない。だいたいリヴァルは、会長に甘いんだ」 「そうかなぁ? でもさ、ルルーシュ、着物なんて着る機会ないぜ! 笑っとけって」 「笑わない。着物なんて、珍しいものじゃないだろ」 「え? そうかな? 着てる人なんて、見たことないけど……」 「そんな物、スザクに頼めば……」 「ルルーシュ、どうかした?」 「ス、スザクっ!!」 「おっ! ちょうどいいところに! ルルーシュの笑顔写真、撮るの手伝ってくれよ」 「え? 写真?」 「スザクも着替えろよ。会長独断の企画で、生徒会限定着物」 「そーれーで、一人一人写真を撮るんだって。これも、会長命令。ついでに言うと、笑顔で」 「着替えるのはいいけど……写真を手伝うって、ルルーシュとリヴァルをそれでとればいいのかな?」 「違う違う。ルルーシュが笑うよう、説得してくれよ」 「俺は、無意味に笑ったりしない。しかもその写真、何に使われるか分からないんだぞ?」 「大丈夫だって。会長には俺から言っとくからさぁ」 「信じられない」 「あはは、リヴァルは会長さんに甘いからね」 「……それ、ルルーシュにも言われたよ……」 「そう? それより、ルルーシュを笑わせる方法、だったよね? 簡単だよ」 「おぉ、言い切るねぇ」 「スザク、俺は絶対笑わないからな」 「負けずぎらなだなぁ。笑わせて、みせるよ」 「スザクだって、同じだろ?」 「それで、それで? どうやって笑わせるんだ?」 さて、どうやってスザクがルルーシュを笑わせたかは、想像におまかせ。 ―――――――――――――――――――――――――― あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします! ルルーシュ、リヴァル、スザクの三人の会話でお送りしましたぁ。 |
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