拍手ありがとうございます！
これがわたしのユンケルです(・∀・)

↓お礼分ほもず↓




「きょうもさむいなぁ」
「さむいね」
「にくまんがおいしいかんじやなぁ」
「だぁさまたべたいの？」

「あっ」

話の腰をへしおって、だぁはにんまりとわらって俺の顔をのぞきこむ。身長差と、となりあわせの距離のせいで、首をかしげたようなこれがとてもすきだ。右頬がへこんで、ひだり頬がたれてる。絶妙な不細工。

「はにぃ、空が、むらさきだちたるくもの〜や」
「それは明け方の話…てか、あ、」

だぁのあたまのうらかわの空が、薄気味わるいすみれいろ。ぼんやりと、にじんだような空だ。

「(赤とのグラデーションきもー)」

かさかさでごつごつでつめたい手に包まれる。立ち止まったままぼんやりする俺の左手、乙。
当然のように俺よりでかい。むかつく。

「ぺしょっとしとるねぇ。ぬくいー」

「(勝手にしてください)」

かたいっぽうが冷たいはずなのに、あたたかくなる、てのひらとてのひら。
うすぼんやりと、パステルの空。


不気味な空のときだけ公道で手ぇつないでいいなんて決めたのいつだっけ。