【たいようのにおい】


―そういえばさ

―ん?

―三蔵が帰ってくるのを待ってた頃さ

―あぁ

―暇さえあれば、ずっとこうやって、空を見てたんだ

―……

―この空が、三蔵のところにも続いてるってそう思ってた

―悟空…

―だから、今も夢見てるみたいだ



同じ時を重ね
同じ空気を吸い
同じ場所に、いること

些細なことでも、それは、幸せのかけら



―あぁ、今日も良い天気だな

―…あぁ、そうだな


そして重ねられる温もりに
同じ、たいようのにおいを、感じる


【Fin.】

かなり久々の偲シリーズです(涙)
やっと帰ってきたようですね
そろそろ、本気で、第三部を考えます。。。はい。。。


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