拍手本当にありがとうございます!!!



よろしければ、サイト・小説の感想、なにか一言いただけると嬉しく思います^^*







 ● 衣装交換銀土のススメ ●


※幻(笑)の第33訓表紙の衣装交換銀土設定です。
『万事屋主人●土方十四郎』と『真選組副長●坂田銀時』が織り成すドタバタ恋愛コメディー('▽'*)♪(仮)、………になったらいいのになー♪(予定/笑)











1.マスカレード大作戦(´▽`)*1





「げ、」
「よォ、土方くん、今日も別嬪だねー!せっかくだし、一緒にお茶でもどう?」



小間使の仕事を終え、通り過ぎた先の甘味処で上下真っ黒の服を来たヘラヘラと笑う銀髪に出会った。
銜え煙草のまま、右手には三色団子(それも一度に三本もだ!)を持ちながら、左手をひょいと振り上げる。



(真選組の、天パ野郎じゃねぇか…)



会いたくもねぇ奴に会っちまった…、と苦虫を噛み潰したよう顔をし、『土方』と呼ばれた青年はあからさまに不機嫌になる。
青年は、その銀髪が酷く苦手だった。

「生憎、俺は忙しい身なんでな。」

いくら話をつけようにも、相手の方が全くといって良い程、こちらの話に耳を傾けてくれず、脈絡のない言葉ばかりをもっともらしく並べまくっては、捲し立てる五月蠅い男だという印象が強いからだった。
ほら、今も。



「またまたァ…つれねーこと言って、全く…その剥き出しの首筋にむしゃぶりついて、あんあん喘がせてやりたくなるねー。」



声を掛けられた目付きの悪い黒髪の男は、腰に携えていた木刀に手を掛け、フーッ!と猫が毛を逆立てるような敵意を剥き出しにして、銀髪の男をギリギリと睨みつけた。



「ちょっとちょっとー、そんなにすぐ獲物出したらダメでしょ〜?公務執行妨害で逮捕しちゃうゾ♪」
「キショイわボケェェェ!!!」
「でも署にぶち込むより先に、俺が君にぶち込んでやりますけどねコノヤロー」
きゃぁvv
言っちゃったァァァア(mm*)vv

何のギャグなのか、真っ赤になって顔を掌で覆い隠すと、バカみたいに銀髪は叫んだ。



(やっぱりコイツ馬鹿だ………!頭の外見も中身もくるくるパーに違いねぇ、)



「…時間の無駄だ、悪ぃがオメーに付き合ってる暇はねぇ、」
「俺だって暇な訳じゃねぇさー、こうして団子喰いながら市民の安全をだなー「喰ってねぇで仕事しろこの税金泥棒、訴えるぞコルァ」



(畜生、なんでったってこんなどうしようもない野郎が警察なんかやってやがるんだ…っ…)



―…その善良な市民から税金毟り取って生活してる野郎はオメーらだろうがよ!!!



公務員は、俺の敵だ!!!



一人、心内で叫んだ黒髪の男の名前は、土方十四郎。



大江戸、新宿かぶき町にて何でも屋、『万事屋』を営む、その主人でる。
均整の取れた体躯に、覗く白い肌。
相反する黒の髪糸は絹のようで、鼻筋の通った端正な顔の中心には黒曜石の嵌め込まれた美しい切れ長の瞳があった。
そのような容貌ならばいくらでも他に働く途はあっただろうに…、という突っ込みはさておき、
曲がったことが大嫌いな土方は自分の信念を貫く為だと『鬼』と呼ばれたその過去を背負って、今を生きて行くことを誓ったのだった。



だがしかし勤勉な彼が何故、いくら受けた依頼の仕事をこなそうとも、貯まるものがないのかというと。
それは、彼の住む万事屋に大食らいの人間が二人も同居していることが理由にある。
只でさえ、少ない収入がその同居人の食費に砂のごとく消えてしまうからである。
問題児の一人は、可愛らしい貌をした若い少年。
彼は、何が楽しいのか普段は、むくむくとした白い毛並みの犬の着ぐるみをかぶり生活しているのだ。
しかしそれは只の『その少年の』趣味の一環であって、精神の異常や土方の性癖故ではない。断じて、ない。
もちろんそのふざけた衣装を脱いでいる日もある。
そして、もう一人は想い人とお近付きになる為、と言い張り、しばらく女装癖を持ってしまった土方の親友である(顔は所謂コワもて系、一部ではゴリラと比喩されている)。
そして、もちろん彼も普通の服を着て生活することもある。

それでも二人は、過去の戦と生死を共にした掛け替えのないであり、土方にとって大切な家族であることには違いない。



(まぁ…少しは俺の苦労も考えてくれよ、とは…常々思っている訳だが、)



それから問題児二人以外にもう一人、度々万事屋にやってくる青年がいる。
気は弱いが、とても聡く気の利く青年である。
その青年は、以前、土方に(もちろん土方の気紛れではあるが)、助けられた礼だと言って、給料もねだらずに炊事や選択、時には仕事の手伝いなどをしに来てくれるのだ。
きちんとした服装をしているし、どうやら稼ぎもイイらしいのに『そんなに度々、人様の家に来て、自分の仕事は大丈夫なのか?』と尋ね、いったい何の職業に付いているのを問うた。
しかしその奴が、『それは…、秘密です♪』ともったいぶった上に、気色悪い笑顔とウィンクで返して来たものだから、奴愛用のミントンラケットでそのふざけた頭をすっぱたいてやった記憶がある。



(あいつはイラっとする時もあるが、本当に出来た野郎だ、たまに イ ラ っ と す る が な 。 )


「もう…ほんとに万事屋の兄さんは短気だよなぁ…、わかりましたよーきちんとお仕事しますぅー」

言いながら手にしていた団子を三本すべてペロりと平らげ(嗚呼、胸やけがする)、口の端にあんこをつけたまま真摯な瞳をこちらに向けながら、続けた(嗚呼!イライラする!)。

「それではまず、土方君のお宅の近くに不審人物がいないか、張ってみましょうか」
「断る!!!」
(当然、却下だ。たださえうっとおしいのに家の周りでまでコイツにウロチョロされたら堪ったもんじゃねぇ!)
「ぇー、でもでもー近ごろは色々物騒だしぃー、最近はぁー、かぶき町周辺での下着泥棒も頻繁に起こってるしぃー、だいたい土方くんみたいな美人の一人歩きは危険だろーぉ?」
「オメーは税金泥棒だよな、そして語尾を延ばすな、苛々する。」
(話の後半は聞き流しだ。受け流せ!!!)
「いやお前さんの下着なら、銀さん喜んでいただき参りますハイ作文?」
「おまわりさァーん、たーすーけーてー(棒読み)」
「はいはーい!土方くん!お巡りさんはここにいまちゅよー、何処が痛いでちゅかー?ポンポンでしゅかー?それとももっと下の大事な所かなー?
先生が、あ〜んなところからこ〜んなところまでぜ〜んぶ診てあげましゅよー」










ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。