「天つ風雲のかよい路吹きとぢよ、をとめの姿しばしとどめむ」
「僧正偏昭でしたっけ?百人一首ですね」
「御名答。……其れにしても回り諄い歌だ。僕なら他者に頼みなどしないよ」
「まぁ、確かに雲雀さんならしないでしょうね」
「うん。其れに僕なら見つめるだけでなく手に入れるよ。もちろん、君限定の場合でね」

 イーピンは僕を眩しそうに見つめたあと、「此れ以上ないくらい、迷惑な話ですね」と感想を述べてくれた。
 そんな彼女に対して、僕は口元が緩むのをどうにも止められなかった。






雲雀→イーピン。
『僕を利用したのか』発言のおかげで、すっかり当サイトでのヒバピンはこんな感じに(笑





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