「アルっ!」 後ろから呼ばれたけれど、あえて振り向かない。 きっと君は駆け寄ってきて、俺の肩を叩くだろう。 「アルってば!」 ポンポン ほら。 「どうした?」 「どうした?じゃないよ!暇!遊んで!もしくは、付き合って!!」 「・・・は?」 思わず目を見開いて驚く。 すると君は続けて言った。 「修行に!」 それは素晴らしいほどの笑顔で。 呆れてため息をついた。 そしたら君は頬を膨らませて。 「なんでため息なんかつくのよっ!」 「・・・あのな。」 そういって彼女の腕を引っ張る。 すんなりと彼女は俺の腕の中へ収まった。 驚いたのか動こうとするけど、強く抱き締めてみる。 「何?アル、甘えんぼー。」 そうじゃなくて。 「・・・でも、あったかい〜。」 君はニッコリと笑って、もっとしがみついてきて。 いくらなんでも気付いていないにも程がある。 けれど。 「こうしてるのもありだろ?」 「アルの甘えんぼさん〜。・・・でもそーゆー事にしといてあげるっ!」 それは俺のセリフなんだがな。 君は気付いていないだろうから。 仕方ない、あと少しだけは。 「そういう事にしておいてやる。」 「へ?」 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ メルでアルで天然でクソ甘。(笑 ・・・あっまーいっっ!!! |
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