『 我 が 儘 プ ー 伝 説 』  −Vol.1−



いま、俺の腹にはアルの足が、どっしりのっている。
「アル、アルぅ〜・・・重いよ。」
「んー。何兄さん。気持ちよく寝てたのに起こさないでよ。」
「お前なぁ〜なんで毎晩俺のベッドで寝るんだよ。」
「何〜?僕がベッドで寝ちゃダメわけ?」

・・・・・・。
最近弟がやたらわがままだ。
前はもっと可愛かったし素直で優しかったのに、
『兄さん早くゴハンの支度しなよ。え?何で僕がやらなきゃいけないのさ。
ほんっと、兄さんは料理もできない、へなちょこだねっ!』
何故だ。
俺の可愛いアルが、何故あんな憎まれ口をたたくんだ・・・。

夜だってそうだ。
いち早く俺のベッドにもぐりこんできて占領して、
狭いスペースで寝てると素晴らしい寝相で襲い掛かってくる。

ていうか!何なんだ『へなちょこ』って・・・!!
最近のアルの口癖だ。
『へなちょこのくせに』
『兄さんはへなちょこ』
『へなちょこ兄さんには』

・・・・・っ、畜生!
「兄さんどしたの?泣いてるの?もう、
怖い夢みたくらいで泣くなんて、へなちょ」
「へなちょこ言うなーーーーーっ!!!」

あああ、一体アルを甘やかして育てたのはどいつなんだ!
今すぐ責任とって性格矯正しやがれ馬鹿野郎!!!!






拍手ありがとうございました!
初めて御礼小説を書いてみました・・・まるマ×鋼で。
知ってる人しかわからんネタですみません;
えーと、ヴォルフラムとアルの性格入れ替えてみました;;

そんな感じで、ここでは表ではっちゃけにくい
アサヒナの妄想を展開させていきます。

2005/12/30



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。