始めてみました、「多分日常」シリーズ。
エクシリアに限らず、テイルズの日常っぽい会話文があるだけのもの。
思い付いたときに増やしていきます。


・ジュードとアルヴィンの多分日常


「あれ、アルヴィン、来てたんだ…!

「おう、ジュード、久し振り。邪魔してるぜ」
「連絡くれたら、もっと早く帰ってきたのに」
「気にすんなよ、俺も仕事が予定外に早く済んでさ、時間つぶしも兼ねて寄っただけだ」
「そんなこと言わずにもっと頻繁に来てくれて良いんだけど」
「俺もおたくと同じで結構忙しいの、知ってるだろ?」
「まあ、ね。いろんなところで噂も聞くようになったよ」
「そりゃ広まるように仕向けてるしな。ま、商売は認知度が大事だからな」
「そうだね、だからその話聞く度に、アルヴィンも頑張ってるんだ、って思ってたよ」
「そりゃ…、サンキュ」
「それにしても、ちょっと失敗しちゃったかも」
「ん?何をだ?」
「これ、今日内容精査して纏めようかと思って持ち帰って来ちゃったんだよね」
「うわぁ大量なこと。もしかして俺、お邪魔か?」
「そんなこと無いよ!せっかく来てくれたのに!…ただ、書類持ち出しで無理聞いて貰ったのに、所長に悪いことしたなぁと思って」
「ま、たまには研究も休まねぇと身体壊すし、良いんじゃないの?それくらい許してもらえるだろ」
「うーん…」
「ったく、優等生はほんと優等生だよな」
「もう!だからいい加減その呼び方やめてよ……」
「わりーわりー、つい、な」
「……、まあ、いいけど。あ、そうだ、このままじゃあれだし、アルヴィン、なんか飲む?」
「別に気にしなくて良いんだけどな。まぁ、だったらコーヒーでも貰うかね」
「うん、分かった。ちょっと待っててね」


「こんなに大量の書類をこれから精査ね、ほんとちゃんと休んでんのかね、あいつ……」


「お待たせ、はい、砂糖とミルクも」
「サンキュ、あー落ち着くわー」
「さっきも言ってたけど、仕事の方は順調なの?」
「んー…まぁまだ軌道に乗り始めた位だからな、顧客固めに走り回ってばっかだよ。まだ気は抜けないような感じさ」
「そう……無理、しないでね」
「その言葉、そっくりそのままおたくに返すぜ」
「うん、ちゃんと分かってるよ」
「よし。じゃ、そこの書類は今日は見なかったということで、どっか飯でも食いに行こうぜ」
「え、もう結構遅いよ?アルヴィン、今日泊まってくの?」
「何だよ、やっぱ迷惑ってか?」
「いや、全然迷惑なんかじゃないけど…、本当に久し振りだなって思ってさ…」
「あんま深く考えるなよ。じゃ、そうと決まったら早く出ようぜ?マジで店閉まっちまう」
「あ、ちょっと待って、って……行っちゃった」


「照れちゃって。本当、分かりやすいなぁ、そこがかわいいんだけどね。明日に響かないと良いんだけど」


「ったく、遅いっての」
「うん、ごめんね。それで、どこ行こうか」
「俺あんまイル・ファンの店は詳しくねぇから、ジュードに任せるよ」
「そっか、じゃあおいしいお店知ってるから、そこ行こうか。まだやってればいいんだけど」
「ま、そん時はそん時だろ」
「うん、そうだね」




何かあれば下よりどうぞ。

あと1000文字。