きっかけは、ちょっとした好奇心。


別に科学部なんてマニアックな部活に入ろうなんて端から考えていなかった。ただ、部室の中から出てきた女の子がものすごく綺麗で、それが気になってのぞいてみただけだったのだ。
部員は、たった2人。しかもどちらも女の子。んでもって可愛い。うさんくさい顔をした中年の教師が顧問についていた。研究内容はまだ決まっていなかったそうだが、そのころ話題になっていたクローン技術についてになりそうな感じだったらしい。
今思えば、見るからに怪しい部活だった。でも、僕は入部してしまった。どうせ綺麗な女の子に挟まれて研究なんて素晴らしいじゃないかとでも思っていたんだろう。


それから、僕の学園生活は破滅の道をたどっていた。
今から10年前、春のことである。






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