とても大切なあなただから、 伝えたい言葉がある。 「大切なの」 「傍にいてください」 「好きです」 伝えたい言葉はたくさんある。 私がこんなこと言ったら、あなたはどんな表情をするかしら? それが楽しみで。 それでいて、すこし不安。 「ただいまー」 まるで自分の家のように訪ねてくる彼に、 呆れたように苦笑して。 「なあなあ、今日さー!」 「はいはい、なあに?」 今日起こった出来事を楽しそうに話す彼に 自慢のポーカーフェイスも壊れて自然と口が緩む。 私、あなたに言いたいことがあるの。 楽しそうに笑う彼に、大切だとか、愛してるだとか。 そんなことより、もっと伝えたい言葉がある。 言いたくて、でも照れくさくて言えなかった言葉がある。 でも、今日だけは素直になってみようかな、なんて。 「ねえ、あのね?」 「ん?どした?」 いつも向けてくれる優しい笑顔。 困ってるときに差し出してくれる力強い手。 そのたびに、言えなくて後悔する自分。 そんな自分に、区切りをつけよう。 「いつも、ありがとう」 言った瞬間。 彼は驚いたように、きょとん、と目を見開いて。 「おう、これからもまかしとけ!」 「そうね、頼りにしてるわ」 気まずそうに顔を逸らす私に。 心底嬉しそうに微笑んだ。 ほんとうに、いつも・・・。 心から感謝の意をこめて言います。 ありがとう。 あとがき。 拍手ありがとうございました! こんなちょっとラブちっくなの恥ずかしいんですが^^; こんなのでもコメント頂けたらうれしいです! ありがとうございました! |
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