こんなところで報告というか
 更新停滞していてショボ~ンなんです……
 うまくいかない……です。

 そんでもって美鶴誕生日おめでとう!!
 今年は織り姫と彦星も逢えそうだし、二人も仲良く
 過ごしてくれているといいな!!

 以下、めちゃくちゃ短文……ですが……
 


≪七夕に≫
「あやと亘が幸せであるように……って短冊くらい自分の願い事を
 書けば良いのに」
 後ろからかけられた馴染みの声に美鶴は苦笑した。
「勝手に人のもの、覗くなよ。ヤラシイナア」
「誰がヤラシイって?美鶴のがよっぽど……」言いながら亘は一つ
咳ばらいをしてから顔を反らした。
「あれ?なんか顔が赤いけどどうかしたか?」
「別に!!」
「そう?なんか思い出してるっぽいんだけど?……ヤラシイなあ」
「!!」
 美鶴の面白がっている声音に亘は反論しようとして口を閉ざした。
こんなときに口で勝てたためしがないのは悔しいけれど経験として
蓄積されている。それも大量に。
「あんま拗ねるなよ?その顔も好きだけど、さ」
 服の端を引っ張りながら上目づかいで甘えた表情の美鶴に、亘は
複雑な気持ちがわき上がる。美鶴は自分の表情を熟知していて、ど
んな表情をすれば亘が許してしまうか計算出来ているのだ。そして
それが分かっていながら絆されてしまう自分自身が情けない。
「……ったく、もう!」
 亘の態度が軟化したことにホッとしながら美鶴は亘の持っている
短冊へと視線を移した。薄い黄色の短冊は、どこかで見た柔らかい
花の色に似ていると思った。
「亘は?なんて書いたんだ?」
「ぼく、は……千年後もまた会えますようにって書いたよ」
「…………」
「また会えますようにって」
「亘、お前」
 美鶴は言葉はつなごうとしたけれど、口からは結局伝えたいと思
った言葉は発せられなかった。
 本当は“知っているのか?”とか“どこまで何を?”と聞きたか
ったけれど……。
「そうだな、俺も……また会いたいよ」
 絞り出された言葉はこれだけだった。
「ん。それだけ聞ければ上等かな」
 亘は深い藍色の瞳で美鶴を見詰めた。砂色の瞳がひどく揺れてい
ることに罪悪感を覚えつつ、
「大丈夫。絶対、大丈夫だから」
と労わる様にゆっくりと美鶴を抱きしめた。
「幻界の空とは比べ物にならないけど、現世の空だって星がきれい
なんだから。……だから願いをかけよう?」
「ああ。……そうだな」
 願えばすべて叶うとは思っていないけれど、それでも願わずには
いられない。

 どうか、叶えられますように。
 どうか、また逢えますように、と。



 


 ちょっとかなり自己満足(いつもですが!!)な内容……。
 最終的に美鶴は幻界に戻るという話が頭のなかにあっての
前提話なのでした。

 いや、でもほんと美鶴が良い誕生日を迎えていますように~!!



お礼画面は1のみなのです。2拍、3拍目は今回ありません(ぺこり)





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