"好き" ただその二文字を 私は言うことができない。 いつも私にいってくれるあの人にいいたいのに 「僕の七緒ちゃん」といってくれる貴方 なんとも思ってないようなふりをしているけれど 本当は、嬉しくて顔が赤いかもしれないと いつも思う。 それくらい、貴方の言葉が嬉しい。 だから こんどは私がいう番。 「京楽隊長」 『なに?七緒ちゃん』 「―・・・隊長が好きです」 今、私はすごく顔が赤いのだろう。 『本当・・・?七緒ちゃん』 嬉しそうに、笑い 私の頬に触れる貴方。 「嘘をつくわけありません」 貴方が好き。 ずっと側にいたい。 いつのまに、こんなに私は貴方を想っていたんだろう。 |
|