臨也「――じゃあ悪いけど、用事が済むまでちょっと待っててくれるかな」(外出

三好「はい、行ってらっしゃい」(にこ

三好「……って言ったけど暇だなぁ。
勝手にそのへんのもの物色してようかな」(ぼそっ

波江「どうぞ」(紅茶を置く

三好「あ。
ありがとうございます」

波江「すぐにケーキも持ってくるわね」(ぷいっ

三好「…………」

波江「…………」(ケーキを置く

三好「……あの、波江さん」

波江「何?」

三好「臨也さんちにお邪魔するといつもケーキとか出てくるんですけど、これはやっぱり波江さんが用意して下さってるんですか?」(まじまじ

波江「……気の毒だけど、あいつが用意してるわ」(玄関の方を見つつ

三好「そ、そうなんですか……。
OLの人とかが並んでるお店のお菓子がよく出てくるので……」(ぽかーん

波江「もちろん、あいつが並んでるわよ。
たまに私が並ぶ時もあるけど、指示された通りの店でケーキを買うだけだし」

三好「えっ!?
並んでるんですか?
コネで裏口から購入とかじゃないんですか?」(驚

波江「並んでるわ」(きっぱり

三好「……臨也さん、メンタル相当強いと思ってたけどまさかそこまでとは……。
だって若い女性の軍団に並んで、しかも選んでるのが僕のケーキですよ?
OLがグループでキャッキャウフフしながら買いにきたケーキと同じものを、僕の嫌がらせの為だけにニヤニヤしながら買ってるんですよ?
メンタル強いっていうか、もう変態の域では……」(ガタガタ

波江「大変ね……」(ちょっと同情

臨也「ただいまー。
お待たせ三好君、お詫びにプリンを、」

三好「この変態!」(クワッ

臨也「えっ!?」






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