◆シャリと女主人公のアメリカンジョーク◆
 
 
 
「女主人公」イコール「アーリット」でお読みください。
 
 
 
アーリット「あっ!シャリ!待ちなさい!」
 
シャリ「何?僕に何か用?」
 
アーリット「あんた、願いを叶えるのが仕事なんでしょ。たまには私の願いも叶えてよ」
 
シャリ「んん?どんな願いなのさ」
 
アーリット「ちょっと気になる人がいるのよ。その人を振り向かせたいから、私の魅力を上げてくれない?ポイントとしては、魂、身体、性格、女らしさだと思うんだけど」
 
シャリ「自分で努力すればいいのに」
 
アーリット「うるさいわね、どんな感じか言っていくから聞きなさいよ。いい、まず魂はこの無限のソウルの私でいいとして、体は…」
 
シャリ「ちょっと待ってよ。細かそうだなぁ。メモ取るからさ」
 
アーリット「いい?魂は私の無限のソウルで、体はアーギルシャイアのようなナイスバディにしてよ。性格はルルアンタみたいに明るいのがいいな。そしてアトレイア様みたいに女らしくね。分かった?」
 
シャリ「ええっと。まず項目が、魂、体、性格、女らしさで、それぞれ、誰のかというと…。誰って言ったっけ?順番は、アーギルシャイア、ルルアンタ、アトレイアで…まとめると…こんな感じかな…」
 
アーリット「…どうしたの。…手が止まってるわよ」
 
シャリ「…ちょっとこれ、在り得ないよ。ごめん、僕忙しいから。じゃね」
 
アーリット「あ!待ちなさい!…ああ、行っちゃった。ちぇ。メモまで捨てていくなんて、憎らしいわね」
 
アーリットはシャリが捨てたメモを拾い上げた。
 
それを見ると、シャリは人物の順番を、間違えて一つずらして聞いていたことが分かった。
 
そこにはこう書かれていた。
 
 
 
「項目:魂、体、性格、女らしさ。
 
人物:アーギルシャイア、ルルアンタ、アトレイア、アーリット。
 
すなわち。
 
アーギルシャイアのような魂で。
 
ルルアンタのようなボディで。
 
アトレイアのように明るく(口癖は「私は無様で醜い」だろうかと補記がしてある)。
 
そしてアーリットのように…」
 
 
 
メモはそこで唐突に途切れていた。
 
 
 
…というわけで。
 
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『孫策のアメリカンジョーク』(2005.01.04 三国志関係)
『孫策と大喬のアメリカンジョーク』 (2004.12.24 三国志関係)
『理想の女性像』 (2004.12.25 ジルオール)




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