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〜それぞれの花1〜


藍染の反乱から5日後。


一護は全身の傷もすっかり治癒し、

気分転換を兼ねてルキアや恋次と瀞霊廷内を歩いていた。



「‥これが死神の学校か?でけぇ〜!」
一護は真央霊術院の前に来て、驚きのあまり声をあげた。


「だけど、俺らがいた時よりすげーボロくなってるな。」

「たわけ。2000年以上の歴史があるから当たり前だ。

そういう時は“まぁ、なんて古典的で趣があるのでしょう!”と言うのだぞ。

恋次は母校に誇りがないのか?」

「そういうわけじゃねーよ。

つーか、てめぇも遠回しに“ボロい”って言ってんじゃねぇか。」

「ヘー、校門から玄関までだけでも、けっこう距離あるな。」

「あっ、オイ!!」


一護は霊術院の正門から敷地内に足を踏み入れた。


「勝手に入るな!学校の先生とかいたら どうする気だ!!」

「堅ェこと気にすんなよ。いざとなったら、ここの卒業生だって言えば問題ねぇって。

ほら、死覇装着てるしよ。」

「………。」

「私が思うに、一護は死神の才能と同じくらい言い訳とごまかしの才能があるぞ。」

「おう。ガキの頃から親父や教員相手に口ゲンカで負けたことねぇぜ。

ま、拳のケンカでも中学からは負けなしだったけどな。」

「何自慢そうに話してんだ、てめぇは。それに、微妙に意味も取り違えてるぜ。」

「確かに。」

「ごちゃごちゃ気にすんなって。…ん?何だこれ?」



一護達が正門から少し歩いたところに、石碑が二つあった。

どちらも同じくらいの大きさで、大理石のような石でできている。


「ああ、それは学校の校訓や、我々の隊花を彫った石碑だぞ。」

「隊花?んなもんあるのか?」

「そっ。護廷十三隊だけじゃなくて、

鬼道衆や隠密機動にも、それぞれを象徴する花が決められてんだ。

例えば、俺の六番隊は椿。」


そう言うと、恋次は死覇装のソデに付けている副官章を指差した。

「六」の文字と、椿をかたどった模様がプリントされている。


一護は、石碑に彫られたものと見比べた。

「ほんとだ。ヘー、椿って恋次にピッタリな感じするな。」

「そうか?へへ、照れるな…。」

「椿の花と髪の色、同じだから。」

「そっちかよ!!」


鋭くツッコミを入れた恋次。


その横で、ルキアはかがんで大きな石碑を見ていた。

「椿の花言葉は高潔な理性。白哉兄様にピッタリだ。」

「‥‥今、完全に俺のこと忘れてたな、てめぇ。」

「ん、何か言ったか?」

「…もういい。」

恋次は撃沈した。


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