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読みかけの本から、ふと視線を外して。
窓の向こうからさらさらと降り注ぐ、月の光へと目を向ける。
―――――何故か、お前に呼ばれたような・・・気がしたんだ。
*** 夢で逢えたら(SIDE:シェイド)***
決してそんなこと、あるはずがないのに。
あの明るく、透き通った声で・・・名を、呼ばれたような気がした。
「・・・・・ありえない、そう分かっているはずなのに、な・・・」
その存在が太陽のような笑顔を持つ少女は、きっと今頃は
柔らかな寝息を立てながら、夢の世界へと誘われているころだろう。
そして何より、人一倍怖がりなあいつがこんな時間に、
ましてやこんな場所にいるはずなど、ありえないことは、明らかなのに。
それでも・・・声が聞こえたような、気がした。
「・・・まいったな」
ポツリと漏れた言葉と同時に、開いたままの本を閉じる。
その存在を、想うだけで。
彼女の声を、感じるだけで。
今まで感じたことのない感情が、俺の中を駆け巡り・・・支配していく。
「・・・・・今夜は眠れそうに・・・ないな」
それでも、今閉じた本を再び開く気にもなれず。
まるで俺の全てを見透かすように、凛と佇む月の光を浴びながら。
今夜はこのまま・・・あいつのことを想いながら過ごすのも、悪くないかもしれない。
いつだって、その輝くような笑顔で、俺を照らしてくれて。
いつだって、その真っ直ぐな言葉で、俺を救ってくれる。
夢で逢うことすら叶いそうにない今夜は、せめて―――。
「・・・・・いい夢を、ファイン」
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ここまでのご拝読、本当にありがとうございました。
これからも『*ヒダマリノウタ*』と渡会をよろしくお願いします。
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