お正月あなたとふたりっきり 二人でぬくぬくこたつであったまって ときどき当たる足に妙にどきどきする 「…なんか寂しいね、銀ちゃん。神楽ちゃん達いなくて」 「俺ァ、本来もの静かな男なんだよ」 神楽ちゃんと新八くんは里帰りしている。 帰る家がない私達は、こうして万事屋で年明け。もちろんお年玉なんてない。 「さびしいくせに」 「……」 ガサゴソ 「?」 「こんな時はアレだな。糖分接種。」 銀時はそう言いながら、みかんを取り出した 「甘くないじゃん」 「お前ェ、みかんナメンなよォ!」 そう言うと銀時はあなたの腕を掴み、引き寄せる。 「ちょっ…なに」 話の続きもさせぬまま、口付けた。 「ふっ…」 すると舌といっしょに甘いつぶつぶ……みかんが入ってきた。 「!」 「な?甘ェだろ??」 「……うん」 こうして、万事屋の正月はふけていったのでした。 ◇◆◇◆◇◆◇◆ 拍手ありがとうございました!!励みになります!! よろしければ、一言いただけるとうれしいですっvV |
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