お正月あなたとふたりっきり

二人でぬくぬくこたつであったまって
ときどき当たる足に妙にどきどきする

「…なんか寂しいね、銀ちゃん。神楽ちゃん達いなくて」
「俺ァ、本来もの静かな男なんだよ」
神楽ちゃんと新八くんは里帰りしている。
帰る家がない私達は、こうして万事屋で年明け。もちろんお年玉なんてない。


「さびしいくせに」
「……」
ガサゴソ
「?」
「こんな時はアレだな。糖分接種。」

銀時はそう言いながら、みかんを取り出した
「甘くないじゃん」
「お前ェ、みかんナメンなよォ!」

そう言うと銀時はあなたの腕を掴み、引き寄せる。

「ちょっ…なに」
話の続きもさせぬまま、口付けた。

「ふっ…」
すると舌といっしょに甘いつぶつぶ……みかんが入ってきた。
「!」



「な?甘ェだろ??」
「……うん」



こうして、万事屋の正月はふけていったのでした。


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