流れてゆく 全ては時間。


海賊帆を見ながら、俺は考える。
違い を。
例えば髪型 髪の色とか?
んー、筋肉の量かも。

でも根本的に変わらないんだよな。


踊り とか  雰囲気 とか  歌い方 とか



笑顔 とか


「ゆーいちぃ」


背中に重力。俺は振り向かずに返事をした。

「なぁに?たっちゃん。」

たっちゃんは返事をしないままさらに体重を掛けてくる。
まぁ、そんなに重くはないんだけどね。
後ろから回された白い手に、俺の手を重ねた。

かわってないよ

甘えてくる所も



「たっちゃん?」

「・・・・・・」

「返事は?」

「・・・・・・しないもん」


わがまま言う所とか



テレビの電源を切って、たっちゃんに向き直る。
すぐそこに、昔から変わらない純粋で穢れない大きな目。


「やきもち?」

「・・・だってテレビばっか見てる」

「考えてたんだよ」

「・・・何を?」


髪が綺麗な漆黒になっても

ボクシング始めて筋肉がついても

どれだけ時間が経って変わっていっても


「たっちゃんは変わらないな、って」


抱き締めた時にこぼれる笑顔は不変的


時計の針が進んで、歴史の教科書が何度改訂されても

俺達は変わらない


  
えんど


中上。イミフですな・・・
海賊帆見てて突発的に・・・



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。