アスキラバレンタインSS?


「ねぇ、アスラン…口開けて?」
白いベッドの上。
キラがアスランの頬に手を宛てがい言う。

「…いいものあげる」

アスランは片手を後ろに付き、自身の膝に跨って座っている可愛らしい恋人の腰をすっと撫でながら、黙って口を小さく開けた。

どこに隠し持って居たのかキラの華奢な掌から現れたのは銀紙に包まれた一粒のチョコレート。

ピリピリとそれを剥がし指で中身をそっとつまみ上げ口の中に放り込む。


「んっ、ふぐっ…」


腕をアスランの首に絡め、自身の唾液が混ざりあったチョコを彼の口内へと舌で押し込んでいく。

いきなりの事に始めは驚きを示したアスランだったが、すぐ様積極的に舌を動かし出した。


「んっくちゅっ‥はっ…あっ‥んっ」

「んっ‥ちゅ、は…あ」


熱を帯びた二人分の舌と唇が、一つのチョコレートを包んで押し潰して嬲って、じわじわと溶かしていく。


「んぅ…はっ…あっ」


漏れ出る吐息さえも酷く甘ったるい。


*:?に続く



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