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お礼…とは名ばかりのSSですが、よろしければスクロールしてお読みくださいませ。


※注意※
Happy Un-Anniversary の続きです。























XOXO



「まさか、ここでプロポーズしてもらえるとは思わなかったですよ」
「……それは、君が」

克哉の嬉しそうな顔に照れてバツが悪くなったのか、御堂は頬を赤くして目を逸らした。もっともらしい理由を早口に並べ立てられて、余計に愛しさが募った。

「君が言ったんじゃないか。ここは、私たちの関係が再スタートした場所だと。それに、君も私も、立派なワーカーホリックだ。似合いの場所だろう」
「はいはい、御堂さんは俺と『仕事』をするのが大好きなんですよね」
「ああ、そうだな」
「え、」

揶揄のつもりの軽口に、あっさりと肯定の言葉が返ってきたことに驚いて、思わず間の抜けた声が漏れる。

「君との仕事は色々と大変だが、それ以上に楽しいんだ。君は発想が斬新で、行動力もあるし、何よりも人を惹きつける力がある。だから目が離せない」

御堂に手放しで褒められて、心臓が不自然に跳ねあがった。そこを中心に広がる甘い感覚に指先まで満たされながら、同時に酷く飢えていることに気づかされる。

「仕事以外のことも、一緒にしてくれますよね? 孝典さん」

指輪を嵌めた左手で、御堂の頬をなぞり、顎を捉えた。

「誓いのキスなら、もう済んだだろう。佐伯、いい加減に放せ」
「放せ? 冗談でしょう。あんな濃厚なキスをしておいて。このまま初夜を」
「何が初夜だ、この馬鹿…っ! オフィスで盛るのはやめろと何度も言っているじゃないか」
「こんなところでプロポーズした、あなたが悪い。例えば教会だったら、さすがの俺も自重します」
「当たり前だ!そんなのは自重でもなんでもない!!」
「あんたのエロさは、神様には刺激が強すぎるだろうからなあ」










(おわり)






蛇足的な何か。
メガミド指輪妄想SSの追加部分。
わりとまじめに書いたSSと少し雰囲気が違うので、分けました。
拙宅の御堂さんは、佐伯克哉と仕事をするのが楽しくて仕方ない人です。
(Rの御克で確信しました。)







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