阿散井恋次への指令。
綾瀬川弓親の唇”以外”にくちづけて下さい。


『いつどこ”ぱち”はにかみ Ver.2』 4.阿散井恋次


「というわけで本ッ当にスンマセン失礼なのはよーく解ってるんすけど」
「そうやって平謝りされることが既に失礼だから、恋次」

げしっと。弓親の蹴りが頭を下げる恋次の足に当たる。
痛みに堪える恋次に溜め息をひとつ吐きつつ、それでも
馬鹿正直に指令を聞かされたのなら協力する他ないか、と弓親は思った。

「…で?ドコにするの?」
「……ドコなら俺殺されませんかね」
「そんなの自分で考えなよ」
「だって普通おでことかほっぺとか、俺絶対一角さんに殺されますから!」
「あー、ソコは殺されるね。軽く5回は」

どうすりゃいいんだと頭を抱えて唸る恋次。
しょうがないなぁ、とまたひとつ溜め息をついて、弓親は、すっと右手を差し出した。

「…ほら」
「……失礼シマス」

ちゅ。

掠めるくらいの間隔で、手の甲に落としたくちづけ。

「ん…よく出来ました」
「…うぃっす」


何だか俺飼いならされた犬みてぇだなぁと恋次が思ったところで。指令完了。


【拍手有難う御座いました。メッセージ等御座いましたらどうぞ。レスでお返事いたします】



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。