水のように。
犬のように。
私は従順なイキモノじゃない。
群れるイキモノじゃない。
氷のように。
猫のように。
飄々としたイキモノ。
集わないイキモノだ。
そうして今まで存在を保ってきた。
だから。
「人と協力しなきゃ生きていけない」
なんて、嘘だ。
その原理に言わせれば。
私は「死んでいる」ことになる。
でも。
こうして。
私は生きている。
護らなくてはならない。
心を護って。
真実を、護って。
＋＋＋＋＋
一緒に居る必要がないから、一人でいる。
別に友達がいないわけではないけれど。
そういう、ドライな人物を描こうとしました。佇まいによって友達がいるようにもいないようにも見える「ひとり」。難しいところです……