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おまけ「心が渇ききったルーピンの独り語り」




狼男だからなのか、それはわからないが、私は異様に鼻が利く。

芸は身を助けるというし、せっかくだからアロマセラピストの資格をとろうかと思ったこともあった。しかし好きなのは匂いを楽しむ事だけで、効能などにはまったく興味をもてないことが判明してから検定試験のテキストを捨てた。

買わなくてよかった。私の友達は盗賊に慣れそうなくらい手癖のわるい友人が2人もいる。立ち読みをしていると、すぐにそれをローブの中につっこんで私の手を引いて走っていくのだ。

学生時代は最高に楽しかったなぁ。



そのテキストの欄外に余談として書いてあった事なのだけど、バラの花の香りは100倍に濃縮すると糞の匂いになるそうだ。

私はその話しを聞いてからバラの花が大嫌いになった。

そして麝香の匂いも私は気に入っていた。

これもまたテキストに書いてあったトリビア的情報なんだけど、麝香の匂いは鹿の糞を薄めた匂いなのだそうだ。

それからバラの花への愛も復活した。

まったく、人間の心の動きというものは複雑だ。






おそまつさまでした。



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