ぽかぽか、あったかいお日様の下。

赤い屋根の上でお昼寝していると


「こんにちは、猫くん!」


君の声がした。

ぼくと同じみたいな耳が頭についてるけど、ニンゲンの女の子。


「猫くん、あたし今度の演奏会で、ソロ吹く事になったんだ。

まだ1年なのにびっくりだよ。できるかなぁ…」


そう言って、君は考え込む。

少しだけ不安になるけど、大丈夫。


「…ま、とにかく練習しなきゃね!聴いてくれる?」


ほら、すぐ笑ってる。


なんだか、ほわ〜んって気分になる君の笑顔。



君はいつものピカピカ光る長いものを取り出して、それを口につけて空に向ける。


聴こえてくる、音。

楽しくなっちゃうような、ウキウキする音楽。



音楽といっしょに動く君の体に合わせて

ぼくもしっぽを揺らす。


ウキウキ。楽しい。


このまま時間が止まればいいのに。



いつの間にか真っ赤になった空を見ながら


今日もにゃんだふるな一日が終わる。





☆にゃんだふる55な歩とにゃんこでした!
拍手ありがとうございましたv



良ければ一言くださいな☆

あと1000文字。