『花言葉から30のお題』でweb拍手お礼作品。
30題の真ん中の10題です。今回は変則的にお送りします。
「花言葉から30のお題」さまよりお題お借りしました。 





11 コバンソウ「興奮」
ルパン三世:ル次



「で、さぁ次元っ!そのお宝ってのがさぁ…!!」

いつになく目を輝かせて次の獲物に関して熱く語るルパン。
次元はコーヒーを啜りながらルパンの言葉に逐一頷いてみせる。

最近ルパンの心を擽る様な宝の話はなく、多少なりとも興味を沸かせても大して面白みもなく終わってしまっていた。
計画段階からここまでルパンを沸かせるならば、たとえ獲物が望みどおりでなくても彼の満足はいくだろう。

古ぼけた地図とともになにやら奇妙な植物を持って帰ったルパンはそれから一時間ほど語り続けている。
テーブルの上にはゆらゆらと揺れる植物。
名前も、その姿もルパンにとっては面白いらしいが次元にとっては昔見た蟷螂かなにかの卵かと思ったぐらいだ。
これのせいで不二子は早々にアジトから退散した。
正直、あまり好まれる姿をしてはいない。
けれどその名前は確かにルパンの気に入ったらしく俺にぴったりだろ!と次元に意気揚々と言ってきていた。


確かに、とルパンの顔をふとみた次元はその通りだとひとり頷く。


「……ちったぁお前さん、落ち着け…」


たらり。
ルパンから流れるその血をとりあえず指で拭った次元は呆れながら指に付いた血を舐めた。

目の前で揺れる小判草。
熱中しすぎで興奮するなんて、まぁこの男らしいといえばらしい。








平和なコメディ寄にル次。
ルパンもルパンですが次元ちゃんの行動も行動だ。
まぁこの二人はこのぐらいはデフォですよね。←
しかし本当に小判草は少々近寄りがたい気がします…。
(写真みてびくっとしたのは私です…)





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