「お?拍手?ありがとよー」

『おま!読者様に向かってなんだ!その投げやりな態度は!』

「だって励まされんの俺じゃなくてあんただけじゃん」

『そんなことないっ!キャルやセインは喜んでたぞ!』

「へー?」

『お前な!そもそも出しゃばりなんだよ!何でココにまで出てきてるの!』

「そりゃ、あれじゃね?俺様人気者だから」

『・・・・・否定できないのが悔しいが。読者の皆さんはなんでこんなのがいいのかな。一度聞いてみたいよ』

「それ良いじゃねえか。俺様がいかに素晴らしいかを語ってもらうコーナー作れよ」

『お前ね?投稿サイトで人気が有るからっていい気になってるなよ?』

「ああ。このオリジナルサイトじゃ感想の一つも貰ってないもんな。はは!」

『笑うな!あれだ!きっと立ち上げたばっかりだから!』

「だといいな?」

『そういうこと言うと、そういうこと言うと!セインの無言の微笑み攻撃浴びせるぞ!』

「今、賢者いねえのにどうやって?」

「呼びました?」

「ぬお!?」

『ふっふっふ。これでも作者だからね。セイン召喚くらいお手のものさ』

「あの。用がないなら僕帰りますけど」

『いや待て!帰っちゃ駄目!』

「キャルが紅茶淹れてくれって言ってたんですよ。早く帰らないとお湯が沸いてしまいます」

『セイン!作者のピンチなんだけど!』

「ああ、彼を黙らせれば良いのですか」

「うーわー。だからってさっそく微笑むな?殺気がすげえんだけど」

「今すぐに貴方を殺して差し上げても良いんですが。そうしますと話の展開上都合が悪いようなので」

「悪かったから!あれだろ?嬢ちゃんのところにすぐ帰りてえんだろ?」

「そうです。話が早くて助かります」

「まったくよー。一度タメ口になった相手に賢者が敬語使ってるときって大概怒ってる時だよな」

「時と場合によりますが?」

「うん。手は合わせるなよ?」

「時と場合に」

「わかった!ほんっと嬢ちゃんもお前さんも、お互いの事大好きだよなー」

「な!」

『セイン、顔赤いよ』

「知ってるか?嬢ちゃん、賢者に対してだけ一人称が あたし なんだぜ」

『よく気付いたなギャンギャン』

「え?そうなんですか?」

『気付いてなかったのかセイン・・・』

「気の許せる相手にだけなんだろうなあ」

『ちなみに作者に対してもあたしだ。ギャンギャンは一生かかっても無理だけどな』

「うっせえ。刺すぞ」

『やれるならやってみやがれ!つかお前!読者様に拍手のお礼きちんとしろよ!』

「んあ?俺様のカッコ良さに惚れて拍手してくれたんだろ?もっとしてくれたら、御礼にひとば」

『アホーーーーーーー!!!!!!』

「読者が君のファンばかりともかぎりませんし、そもそも君のファンが女性ばかりとも限りません!なんてふしだらな!」

「ってえなあ。殴るこたねえだろ」

『殴るわ!!!解った。お前に何言っても無駄だった。タカに言ってあんたのご飯しばらく硬い黒パンだけにしてもらうから!』

「えー」

『えー、じゃない!』

「えっと、融通の利かない大変失礼な海賊王に代わりまして、僕からお礼を申し上げます」

「あ!こら勝手にしめくくってんな!」

「早くしないからだよ」

「へえへえ。くそ。嬢ちゃんとこに戻りてえだけだろうが」

「何か言いました?」

「何も言ってねえヨ!?」

『声裏返ってるよ』

「あー、拍手ありがとうな!どうせなら一言残すと、あほな作者が喜ぶぜ。こんなとこで裏設定ばらしてるようじゃ先が知れるけどな」

『何かましとじゃあああああ!裏設定っつってもお前が勝手にばらしてんだろうが!キャルの事は別に気付いている人だけ気付いてりゃ良かったんじゃボケエ!!!』

「あ、そうなの?」

「僕帰ってもいいですか?そろそろお湯が沸くんですけど」

『セインまで!いいよもう!ギャンギャン登場した時点で消せばよかったこんなお礼アリかよ!』

「そうすると最初から書き直しか?」

「あの。キャルに殴られるんで。いいからギャンギャン早くしてくれません?」

「え?結局俺?」

「文句言ってても君の事だから、作者無視して出て来るつもりでしょう?」

「バレてら」

「君の考える事はお見通しです。早くしないと・・・」

「解ったから背後に黒いオーラ出すな。・・・ゴホン。改めて。拍手ありがとうよ。なんか実は一番お礼言葉言ってる気がしないでもないが、俺様に今後も活躍して欲しかったらまあ、わかるよな?」

『やめろよもう、そういう押し付けがましいの!いいよ!自分でお礼言うし!』

「最初っからやってりゃ良かったじゃねえか」

『誰のせいだ!覚えてろ!うう。こんなですが、頑張ってこいつらと闘っております。拍手ありがとうございます!とても励みになります!小説は徐々に掲載していきますのでよろしく読んでやって下さい!ありがとうございました!』



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