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1~5謙光・6~10忍日
合宿にて。(謙光)
今日から部活の合宿や。何やみんな気合い入りまくりで、遠山なんかお菓子持ってきて楽しそうや。
「少しは自重せぇや遠山。」
「何や光、お菓子欲しいんか?」
「ちゃうわ。」
一日目の練習が終わる。
「部屋やけど、大部屋で雑魚寝なんやって。」
「個室ちゃうん?」
「個室は冷房取り付け作業しとるから、後一日は使えへんて。」
部長と謙也さんがそんなことを話とった。個室て、どうせ俺にやらしい事するためやろ。我慢せぇやって。合宿中くらい。
「布団敷くで。」
「こーら金ちゃん真面目に敷きや。」
修学旅行のようなノリで皆楽しんでる。実は俺も少し楽しい。
「千歳先輩、なんすかそのぬいぐるみ。」
「寝る時必要ばい。」
「でかい図体して可愛い趣味ですねぇ?」
「む、いけん?」
「いや、アンタらしくてエエですわ。」
ケータイでブログを書いていたら、寝息がたくさん聞こえてきて、周りを見渡したら全員寝てた。
俺も寝ようとしたら隣に寝てた謙也さんがこっち向いた。
「あれ、寝てたんちゃいますの?」
「ピコピコ音鳴ってたからなぁ、目ぇ冴えた。」
「すんません、でももう寝ます。」
「なぁ光、皆寝てもうたし、キスせぇへん?」
「え?」
続く
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