先生「ほんとにおまえら二人はー、生徒指導室の常連組だぞ、全くー(なんたらかんたら)」




(小声)



「あざーっす」

「…仁、それ褒められてねぇから」

「あ、やっぱり?」

「…」(ため息)

「なぁなぁ!…おまえ、何やらかしたの?」

「俺?」

「何やったの?カメ、何やったの?」

「教室で野球やってたら場外ホームラン」

「マジ?割ったの、ガラス」

「そ。窓ガラス一枚ガシャーンって」

「ひゃっはっはっは!」



先生「赤西、なにニヤついてんだ、んー?先生の話、ちゃんと聞いてるかー?」




「はーい、聞いてまーす。すいませーん」



(小声)



「ほら、カメのせいで怒られたじゃん!」

「俺のせいかよ。そういう仁は?」

「なんかねー、今日で遅刻が記念すべき100回目だったらすぃーよ」

「へぇー、おめでたいね。おまえ以外が」

「だろ?」

「…もう俺、立ってることさえ疲れたんだけど」

「つーかさぁ!つーかさぁ!今、外の夕日、すごいじゃん?」

「まぁ、もう5時だし」

「セバスチャン(←生徒指導の先生)の頭が光って、俺、ちょー眩しいんだけど!目開けてらんない!」

「…ぷっ」(吹き出し笑い)



先生「んー?こらー亀梨、なにがそんなにおかしいんだー?」




「すみません、なんでもないです」



(小声)



「あーあ、カメも怒られちゃった」

「おまえが急に変なこと言い出すからだろ」

「変なことじゃねぇし!俺は事実を言っただけだし!」

「そんなくだらねぇこといちいち報告してこなくていいから!」

「くだらなくなんかないじゃん!俺にとってすっげぇ大切な問題だったんだけど!」



先生「…というわけで、亀梨と赤西。おまえら罰として中庭の草抜き30分だー、分かったなー?」




「「はーい」」






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