御礼(会話のみで現在1種)、
翡翠編



「前から思ってたんですけど…翡翠さんっていい香りがしますね」

「君に言って貰えるとは光栄だよ。それなら、もっとこちらにおいで」

「…これ以上は近過ぎるので遠慮します」

「おや、それは残念」

「それより、何のお香を使っているんですか?」

「侍従だよ。私の一番好きな香りでね。」

「落ち着いた、深い香りですよね。細かい事はともかく、私も好きですよ。…違う物を纏ってますけど」

「持っていないのかい?」

「はい。花梨ちゃんが具現化した物ならあるんですけどね…」

「なら、私の香りを分けてあげよう」

「え、本当ですか?ありがとうございま…何で迫って来てるんですか…!」

「重なれば、香りは自然と移るものだよ」

「や、わざわざそんな事しなくても…!」

「ふふっ、海賊から逃げられると思っているのかい?」

「!!」

(誰か助けて…!)



深苑の雷が落ちるまで、あと30秒




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