Web拍手を押していただいてありがとうございます!

没ネタ救済企画です。オチが思いつかずに中途半端に終わっていたり、

他の創作と合体したりとしてお目見えできなかったものです。

押していただいた御礼にもならないのですが・・・。

これからもよろしくお願いいたします。












ピアス







彼女の思考回路はちょっとヘン?

爆弾発言はなんてことのない時に飛び出すのです。



「ねぇねぇナルホド君。ピアス開けようよ!」

「はぁ?」

「ピアスだよ!ねっ、開けよう?」

「いやいやいや!なんで急にピアスなんだよ」

「寒いから」

「そっか、寒いから・・・ってなんの脈絡もないじゃないか!」

「えーだって、寒いと穴が膿んだりしないっていうし。

 ナルホド君の事、心配して言ってるのに・・・」

「膿んだりするとかしないとかの前に、僕はピアスは開けないぞ」

「なんで?かっこいいじゃん!『ピアスの弁護士』!

 依頼人増えるかもよ?」

「増えないだろ・・・。話は戻るけど、なんでいきなり『ピアス』

 なんだい?」

「今、ナウなヤングの間で大評判の『トノサマン・甲』の

 変身アイテムなんだよ!これで、ナルホド君もド素人弁護士から

 一発、変身・・・」

「僕は変身しないぞ!しかも『ド素人』って言うなよ!」

「でも、本当に良く言われるよね〜。もう弁護士になって

 3年立つのにね〜」

「本当にねぇ〜・・・。って同意している場合じゃないよ!」

「ここは一発、他の人と違う所を見せてさ?だからしよう?」

「イヤダ!絶対断る!」



椅子の上でふんぞり返りながら、全身で【NO】の意志を伝えている。

その前に立っている彼女は非常に不満気だが。



「なんでさ!あ!わかった」

「な、なんだよ」

「恐いんでしょ?」

「そそそそんなこと無いよ」

「そが4つもあったけど?」



くりくりとした瞳で彼のことを覗き込む。








ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。