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A3パラレル、ショタ
幼なじみ 1 -やっぱり好きだなぁ-
元ネタ:オッサン(Thanx!!!)


キラキラの金色の髪は柔らかい。
透き通る青い目はどこか甘ったるい。
白い肌は直ぐに赤くなって、触るとスベスベ。
唇はぷるんと甘そうなのに、そこから零れる言葉は乱暴で、意地っ張り。

でも、好き。

いつの頃からかなんて知ったことじゃないけど、確かに言えることはエースの初恋はサンジだった。
毎日好きと言っても気持ちなんて伝えきれない。
もどかしいけど、仕方がない。エースとサンジは全く違う人間なんだから。
それにサンジは男なんてだいっきらいだ。
女の子のように愛らしい外見をからかわれて、取っ組み合いでけんかしてるなんて日常だから。
いっつもサンジは、「ヤローなんているだけムダ!」とばっさり切り捨ててしまう。
なのにエースにはべったり。幼なじみの気安さで、弟のルフィにも、べったり。
サンジが笑うのは好きだけど、まいったなぁとエースは思う。
そんなに無防備ににっこりされたら、ちゅーとかしたくなってしまう。
「エース?」
小首を傾げて見つめるサンジの目の中に映るものは、今はエースだけ。
まいったなぁ。エースは笑い返しながら、心の中で呟く。

やっぱり好きだなぁ。

好きの中にあるその意味を伝えられるのは、まだ少し先のこと。



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