双子アス♀キラ↓




「キラはもう進路決めたのか?」
「うん。プラント大学に進む事にしたよ。」
「へぇ〜。プラント大学か。」



高校三年の夏前になると、話す内容はおのずと進路の話になっていく。図書委員であるキラとカガリは誰も居ない図書室の受付で何時もの様にお喋りに花を咲かせていた。



「プログラミングに力入れてるし、工学部も結構良いからアスランと其所にしようって。」
「アスランも…?」
「だってアスランも一緒じゃないとつまんないもん。」


そんなキラにカガリは溜め息を吐いた。アスランとキラの双子は校内でも美男美女の兄妹として有名で、どんな時でもキラはアスランの傍から離れないのである。キラの事は好きだが、アスランに一目惚れをして想いを寄せるようになってからカガリにとってキラは邪魔な存在でもあった。


「キラぁ〜…いい加減兄離れしろよ。ホラ、アイツだって四六時中一緒に居たら他の付き合いとかだって出来ないだろ。きっとキラもアスランも一生恋人出来ないぞ。」


その言葉にキラは眉を寄せ、軽く睨むようにカガリを見た。



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