せかいじゅうの花が在る場所ペルソナ3(荒主)(白い花)







久しく感じていない風が頬を通り過ぎる。


視線を落とすと、花が咲いていた。


きれいな


白い、


白い、


白い、


花。




「きれい」




摘もうと、手を伸ばす。


そうしたら、腕をつかまれた。


耳元で、呟かれる。




「もう」




僕の、大事な人の声




「いいんだ」




もうがんばらなくても


日に焼けた茶色の髪の毛。


彼は、すこしだけかなしそうな顔をして、


静かに笑った。


手枷足枷が、外れたような気がした。







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