L
aughing Tears

Thank you for the clap..







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貴方は一度でも私の心の中を見た事があるかしら?







もう日が沈みかけて、空は紅色に染まっている。



薄く広がる雲に反射して黄金色に輝く空はとても美しい







窓から目を逸らせなくなる、その風景をずっと眺めていたいと思って。







「なぁ、」







ふと、背後から声を掛けられた。



振り返ってみると教室の扉には青色のキャップをかぶり壁に寄りかかっていた青年が居た。







「…宍戸。」







ゆっくりと、下を向きながら歩いてくる。その表情は何を考えているか判らない。



私の机の前の方で立ち止まって、そして黙って。





その間、私は鞄を持って立ち上がった。







「お先に帰るよ、宍戸。」







そして扉へと歩き出した時、彼の声で私は足を止める。







「無理、…すんなよ。」







彼の口から出たぶっきらぼうに言われた言葉は、かすれていて辛そうな声だった。





ズキン、ズキン、と胸が痛む。一瞬顔を歪め、表情を直す。







そして振り向いて、笑顔で答えた。






「有難う。」







嘘の笑顔で、相手も自分を傷つける。







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拍手連載始めました。宍戸夢です。^^

親友設定の切なめなストーリーで、宍戸さんがヒロインに恋に落ちてしまいます。

悩んで、悩んで悩みまくる…え?そんなドロドロ話はやめてぇええ!(叫)

密かに小説ネタ大募集。(笑)



有難う御座いました!



哀憐



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ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。