ご感想、ご意見を下さった方へのお返事は、ブログにて。 HOMEの目次からブログへどうぞ。 パスワードは tanatosu です。 ↓お礼の超短編小説です☆ 時々更新します。現在3篇 鬼 燈 - 夏の終わり - 固く乾いた小路の周囲は、 息詰まるような草いきれ、 名残の蝉の声が、断末魔のように響き、 透明度を増した空には、 すでに 突如、息が止まるほどの風が吹きつけ、 思わず身震いすると、 いつの間にか、空は 茜色に染まり始めていた。 ひやりとした風に のしかかるように黒く 灯がともされたように、 点々と、赤い実が浮かび上がる。 色づいて始めて、その存在に気づく…… それは、誰のための灯りなのだろうか。 |
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