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―夕焼けに染まった部屋―

「妹尾、妹尾」 

「お腹へった」

そう言って、さっきまで畳のうえでのびていた兵藤は畳の敷居を越えキッチン前のフロー
リングまで這ってきた。

外はそろそろ日が暮れそうな美しいオレンジ色だ。

「何してんの?」

「豆のサヤ剥きです。今晩は豆ご飯にしようと思いまして」

机の上のこんもりとした緑色の山が床に寝そべった兵藤にも見えた。

「時間かかりそう?」

「少々。早く食べたいなら玉子とじに変更しましょうか?」

「いいよ、食べたい」

そう言い兵藤は床から伸び上がり妹尾に軽くキスをして。

「手伝う」

と腕まくりをし豆の山に手を伸ばした。




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現代パロで同棲中の兵藤と妹尾ちゃんでした。

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