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それは真昼間の五番隊執務室。

いつものように静かに執務に取り組む藍染惣右介と眉間に皺を寄せた平子真子がいた。

「あーあかんわー。こんなんわっけわからんわー」

平子は一枚の書類を前に頭を抱えてしまう。

「どうしましたか?」

それに気付いた藍染が平子の傍に寄り、机の上の書類を見つめた。

それは確かに少々複雑で解り辛い書類だった。

「かわりましょうか?」

藍染はそう平子にお伺いを立てる。

それを聞いた平子は目をまん丸と見開いた。

「何を企んどんねん」

「円滑に執務を行いたいだけですよ」

「せやったら見返り求めんなや」

「そこは僕も男ですから」

そう言うと藍染は平子の長い金色の髪にそっと唇を寄せた。

それが密約の証であるかのように、平子は藍染に身体を預けた。

「今じゃなきゃだめなんか?その……夜とか…」

「今この場で欲しいんです。あなたが」

「執務めっちゃ途中やんけ」

「終わったらきっちりやりますよ。だから……」

藍染はそう言うと、平子の肩を抱きその唇を求めた。

「んぅ」

平子は抗うでもなく藍染の好きなようにされている。

昼の日差しが入る執務室で、隊長と副隊長がこれ以上ない程隠微な行為に耽っている。

 


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