「こんな所に居たんですか。」
「アレン。」
「探したんですよ?何処に行ったのかと・・・」

教団本部の庭の一部の庭園。
小さいながらも綺麗な花が咲いている。

「ごめんね。仕事だとあまり此処の世話出来ないから。」
「全く。貴女は僕を心配させるのが上手なんですから。」
「え!?あ、ごめ。アレン?」

団服ではない柔らかなアレンのシャツの感覚。
しゃがむ後ろから抱き締められた。

「僕の目の届く所に居て下さい。何よりも失いたくないと思うんですから。」
「アレン・・・」
「愛してますよ。だから―――」

軽く手を放し、今度は正面から抱き締める。
年下でもアレンの方が背が高い。

「僕の傍から居なくならないで。誰よりも愛してます。」



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