お礼SS トウナツ


梅雨


「毎日雨で嫌だなぁー…」

湿気の充満した教室でアタシはため息と共に言葉を吐き出した

「そう?」

隣で本を読んでいたトウヤが顔を上げる

「うん。ジメジメして気が滅入っちゃうよ。外に出かけられないしさ」

はぁ、ともう一度ため息

「でも」

トウヤがパタンと読んでいた本を閉じた

「この雨のお陰で、こうして一緒に居られるよ?」

「…確かにそうだけど」

「だがら僕は嫌いじゃないよ」

外を眺めていたトウヤがアタシの顔を見る

「雨も、雨の日の君も」

彼はにこりと微笑んだ


「反則だよ…」



END



ちょっと時期過ぎちゃった梅雨ネタ。
トウヤはなっちゃんの全てが大好きです。なっちゃんもそんなトウヤが大好きです。ひゃー

久しぶりに書いたら書き方忘れててボー然とした(笑

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