★さびしんぼ 執務の休憩ついでに部屋を出て中庭にやってきた陛下。 何故か花壇に咲いている青色の花を見てちょっぴり寂しそうな顔をしています。 「はぁー、コンラッドまだ帰ってこないのかな…」 どうやら保護者兼名付け親のコンラッドは別の任務で今日は陛下の側を離れているようです。 いつもなら執務に飽きた頃にタイミング良くやってくる事も今日はありません。 帰ってくるまでと真面目に執務をやっていたけれどもさすがに飽きた様子。 「今日は真面目に執務をやったから普段の倍も仕事ができたんだよなー…でも疲れてもう頑張れない…」 空を見上げて1人でため息交じりにごろんと草の上に寝転びました。 ギュンターがいたらベンチに座れと悲鳴をあげそうです。 「このまま1人でこっそり城を抜け出すのも楽しそうだけどなー……」 楽しそうだと言う割にはなんともつまらなさそうな顔をしています。 「………やっぱコンラッドがいないと、な」 やっぱり執務をもう少し頑張ってコンラッドを待とうかなーと呟いた後、勢いをつけて起き上がった陛下。 背伸びをググーっとして深呼吸。 もひとつおまけにとほっぺたを手のひらでペチペチと2回叩いて気合十分。 「ギュンターも待ってるし、いつもサボってる分頑張らないと良い王様にはなれないよなっ!」 「―確かに陛下の言う通り。 …でも、あなたはあなたらしくいればいいんですよ。 無理をしても良い事はありませんし、ね?」 執務室に向かって歩こうとする陛下の後ろから声が聞こえてきました。 なにやら聞きなれた声、そして振り返れば待ち望んでた人物。 「―っ!!!!! コンラッド、任務終わったの?」 「えぇ、陛下が退屈して待ってるだろうと思って急いで終わらして来ましたよ」 「………陛下、じゃなくてー」 「すいません、ユーリ。 執務を頑張ってたみたいですね、ギュンターがほめてましたよ」 急に元気になったユーリに嬉しく思いつつも顔には出さずにちょっと意地悪をしてみる事にしたコンラッド。 「ユーリ、今からまた執務を頑張ってくるんですか? なんだかとっても張り切ってるみたいですけど?」 「えっ、あ…いや執務は……その…」 「それならユーリの執務が終わるまで俺待ってますね!」 「コンラッドが帰ってきたなら執務はもうおしまいー!! いつもの倍は頑張ったんだから明日……じゃ駄目…だよな…」 仕事を放棄しようと一瞬は考えたものの、たまには仕事も頑張らなくちゃと思い直し元気のなくなる陛下。 そんなユーリを見てコンラッドはニコニコしています。 なんでそんなに嬉しそうなんだよー!とユーリに怒られてすいませんと一言。 「ギュンターが今日は執務を頑張ったから、午後はお休みでいいって言ってましたよ?」 「―え、ホントっ? じゃ、 コンラッド!キャッチボールキャッチボール!」 「そういうと思ってちゃんと準備してきましたよ。 さて、たまには街外れの村に行きましょうか?」 「行く行くっ! 最近色々忙しくて行けなかったからなー元気にしてるかな?」 「それは行って確かめましょう、馬の準備をしてきますね」 厩の方に掛けて行くコンラッドの後姿を眺めつつユーリはニコニコ顔です。 「明日も執務頑張ったらお昼から休みにならないかなー…」 ぽつりと呟いた後、自分も出掛ける準備をしようと部屋に走っていきました。 あの後、村に出掛けて楽しくキャッチボールをして帰ってきた陛下。 次の日も執務をいつも以上に頑張ったけれども、午後からはお休みにならず。 大きなため息とともに机に突っ伏す陛下をお迎えに来たコンラッドと共に脱走したのはいつものこと。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ サイト復帰したにも関わらず更新が停滞しておりますが 拍手ポチポチありがとうございますー! せめて2014年は日記を頑張りたいものです\(^o^)/ って言っといて全然日記書いてないですよね、はい。。。すいませんっ!!!← 拍手ページだと背景設定できないので不便ですね(>ω<;) 仕方なくテーブルに背景入れたけど自動的に繰り返し表示になってしまった。 引き続き、落書きでよければリクエスト募集してますので こちらの拍手コメントか絵日記の方へ投げてやってください☆ ジャンルは特に問いません(^q^)雑食www お持ち帰りはリクエストした物のみOKでございます。 匿名でも構わないので、一言あるとさらに元気が出ます/// 簡易メッセージで拍手絵のアンケートも取ってますので…ぜひ!← 拍手ありがとうございましたっ☆ 最終更新日:2014.05.01...21:29



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