☆ご主人様! vol.21 ~花より男子・類つく~(下書き)2☆

~連載中のお話を少しづつこちらでUPしていきます。
ある程度お話がたまりましたら、ブログの方でまとめて掲載していきます。
なお、こちらの拍手お礼小話はランダムで表示されるため順番が前後することがありますのでご了承願います。~


「こらこら、俺を無視するなよお前ら」

道明寺が苦笑する。

「・・・・何で、こんなことになってるの?」

そう言いながら類はあたしを離し、じろりと道明寺を睨みつけた。

「悪いな、急に。1ヶ月こっちにいることになったんだが急に決まった話で俺付きの家政婦が用意できてねえんだよ」

「用意できてないって・・・・家政婦なんていくらでもいるだろ」

「俺につけるのは俺のことを全部理解できてるやつじゃなきゃダメなんだよ。そんなやつ簡単に用意できるかよ」

まあ、確かにね・・・・

道明寺につく家政婦なんてあたしだったら絶対いやだわ

「だからって・・・・牧野は今、俺の家の家政婦なのに」

「ちゃんとおやじさんの許可は取ったぜ?」

「俺は許可してない」

「花沢の当主の許可を取ったんだ。何も問題はねえだろ」

にやりと笑う道明寺に、眉間のしわを深める花沢類。

うわぁ、もう胃が・・・・・吐きそう・・・・

「とにかく、牧野の主人はこの俺だ。類、おまえは帰れ」

ぞくりと鳥肌が立った。

道明寺の冷たく圧倒的なオーラが、その場の空気を全て支配しているようだった。

周りの空気なんてどこ吹く風で、いつも自分のペースを崩すことがなかった花沢類が

明らかに道明寺のペースに巻き込まれていた。

ぐっと唇を噛んだ類の表情は、今までに見たことがないものだった・・・・・






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