●Lamento拍手5種●※拍手復活.:'orz':.

【アサコノ編】

いつからか、同じ布団に入って寝るようになっていた。
それでも少し寒い気がして、ぶるりと体を震わせた。

「コノエ、寒いのか?」
「少し…アサトこそ寒くないのか?」

火を熾せば暖かくなるのだが、アサトはコノエの火が苦手なのを知ってからあまり使わなくなった。
それがなんとなく申し訳ない気がして、コノエは尻尾でアサトの腕を撫でた。
それに答えるように、アサトは自分の尻尾を絡めながら笑った。

「俺は、大丈夫だ」
「そうか」

お互いの体を寄せ合い、尻尾を絡める。
そうするだけで、十分暖かい気がした。

「でも(コノエの手を取る)」

手を握り締めて、アサトが嬉しそうに笑う。

「こうすると、ここがもっと暖かくなる」
「(アサトの行動に、少しだけ顔を赤くする)…そうだな」

握られた手を軽く握り返しながらコノエが笑う。

「コノエと一緒に居る事ができて、凄くうれしい」
「俺もだ」

布団の中で体をくっつけながら、二匹はゴロゴロと喉を鳴らしながら幸せそうに眠りについた。




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