「ハルヒ…どうして俺とお前だけなんだ?」
俺は駅前に俺とハルヒ以外がいない疑問を尋ねる。
今日は不思議探索で集まったのであり、本来ならば俺が着くと既に朝比奈さん、長門、古泉も来ているはずなのだ。
「しょ、しょうがないでしょ。3人とも急用が出来たって言うんだもの…」
おい、ハルヒ。しょうがないと言いながら妙に嬉しそうなのはどういう事だ?
「ど、どうだっていいでしょっ!!それより、早く今日も不思議を探しに行くわよっ!!」
そういいながらハルヒは早足で歩き出す。
こういう時ぐらい手を繋ぐなりしてくれてもいいだろうと思っていればハルヒが振り返る姿が見えた。
「キョンッ、早く来なさい!」
ハルヒはいつもの笑顔の数十倍輝いてるように見え、俺は急いでハルヒの後を追う。
あんなに輝いた笑顔が見れるなら、また2人で不思議探索をするのも悪くない。



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