「もう!だから工藤君と同じ飛行機に乗るのは嫌だったのよ」 「オレは時間通りにちゃんと空港へ行っただろ?」 「ええ、そうね。ちょっと飛行機内で事件に遭っちゃっただけの話よね」 「言っとくけどオレが引き寄せた訳じゃねーからな」 「どうだか。それよりどうするの?このまま事情聴取に付き合ってたら結婚式に間に合わないわよ?」 「オレ達はともかく新郎がいない結婚式なんて洒落にならねーし……」 「私は嫌だからね。フサエさんのウエディングドレス、楽しみにしてたんだから」 「んなこと言ったらオレだってフサエさんがデザインしたオメーのドレス……ってヤベッ!」 「何か言った?」 「な、何でもねーよ。よし、逃げるか!」 「それが一番ね。後でジョディ先生経由でFBIから連絡してもらえば適当に誤魔化してくれるはずだし」 「だな(フサエさんデザインの灰原のドレス写真みせたら赤井さんが何でもしてくれるだろーしな……)」 「おいおい、二人とも何をヒソヒソ話しておるんじゃ?あっちで警察が呼んでおるぞ?」 「博士、最近運動不足だって言ってたよな?」 「ここの所ダイエットが少し滞っていたからいい機会よね?博士」 「な、何じゃ、二人とも……笑顔が怖いんじゃが……」 という訳で博士はとんだとばっちり道行があったとかなかったとか。 by覚蓮常 |
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