・尽姫尽「 い つ ま で も 、 夢 見 る コ ド モ じ ゃ 居 ら れ な い 。 」

「姫条、今日俺の誕生日だぜ?」

「……せやからなんやねん…」

悔しいけど、俺よりもずっと高い位置にある姫条の顔を見上げ、右手を差し出し催促してみる。
姫条は呆れたような表情を隠そうともせず、俺に視線を合わせることもなく、ずっと遠くの方を眺めてた。
余った左手で、姫条の服の裾を引っ張りながら名前を呼んだら、やっと俺の方を向いてくれる。
少しだけ拗ねたように唇を尖らせてみると、「仕方ないなぁ」といった感じで、ゆったりと俺の髪を大きな手で梳いてくれた。

「…子供扱いすんなよな」

あえてこうして素っ気無く突っぱねてしまう俺は、やっぱり子供なのかもしれないけれど。
何が面白かったのか分かんないけど、低い声で笑った姫条が、「何欲しいんや?」と俺の頭を押さえつけたまま悪戯っぽい笑みを浮かべた。



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この続きを書こうとしたんですがあえなく沈没。自分に小学生を書くなんて無謀すぎました…orz



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あと1000文字。