~英普~


「えっと・・・アーサー?いや英国紳士様?その手に持ってる物は何だ?」
「何ってメイド服だけど?」
「いや、それは見たらすぐに分かるって。それよりも何でメイド服をお前が持ってんだよ」
「何でだと思う?」
「嫌な予感しかしないのは気のせいか?」
「いや、きっと気のせいじゃないだろうな。今日、お前メイドしろ。そしていつも以上に俺の為に働け。良いな?」
「嫌に決まってんだろぉが!!バカじゃねぇのか!?誰が命令されてメイド服なんか着るんだよ!それもお前の言う働くはどうせあっち系の事だろ!!」
「何だ言わなくても分かってんじゃねぇかよ。だったら話は早いな。着替えたら寝室に行くぞ」
「絶対に嫌だ!!」
「へぇ、そんなこと言っても良いのか?確かお前、俺に借りがあったよな?」
「ギクッ!」
「借りは返すものだよなー?それともお前は借りた借りを返さない薄情者なのか?」
「・・・ちっ!分かった。着ればいいんだろ、着れば」
「物分かりの良いウサギは好きだぜ?」
「オオオカミさんに気に入ってもらえて光栄だな」





お題
『今日、お前メイドしろ。そしていつも以上に俺の為に働け。良いな?』










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