<座談会・その一>

 ユンタ リュータ ハヤト




「レディース・アーンド・ジェントルメーン!ほとんどレディースだろうけどそこは置いといて!
 拍手してくれて、ありがとうございまーす!」


「…ありがとうございまーす」


「…ゴザイマース」


「暗っ。てゆうか、棒読み!」


「いや、ぶっちゃけ状況に着いていけず」


「帰っていいか?」


「ダメさ!これはなあ、御礼と見せかけて質問コーナー的な形式を取っておいてその実管理人が(これはもしかして説明しとかなきゃだめなんだろうか…)と思った設定関係をせせこましく小出しにしていく場なんさ!帰っちゃったら始まんないから!ハイ、これ以上のツッコミは不可で早速第一回!!

『とりあえず数零三人組年齢と職業』!

 ハヤト君からどぞーー!」



「えー…はい。
 ハヤトです。15歳で中学三年生です。ちなみに学校はごく普通の公立中です」


「次、リュータ!」


「…17歳。高三。こっちも公立だけど特にハヤトの中学と一貫とかっていうわけじゃない。放課後はバイトしてる。バイト先はまあ、知ってのとおり」


「どっちも三年生かー。さりげなく大変な時期さね」


「う…はは、そうなんですよね」


「俺は受験はしないがな」


「え!」


「そこでビックリするなよこのお坊ちゃんは…」


「はいはーいその話は長くなりそうだからカットね。いやあ良いさねーお二方とも!青春真っ盛りで!おにーさんうらやましー!」


「お前だって歳は俺とそんなに変わんねーだろうが」


「何を言う!『17歳高校生』と『19歳愛を求めさすらう自由人』の間にはなあ、その言葉面以上に深くて広ーい溝が果てしなく横たわっているんだぞー?」


「言葉面自体にも十分深くて暗い溝を感じたぞ」


「まあまあ…ユンタさんだって、ほんの一、二年前は高校生なんですから、やっぱりあんまり変わんないですよ」


「ん?…うーん」


「……まあ」


「?
 …あの、なんか、変なこと言いました?」


「いやいや別に?…おっと、ここらでちょうど時間切れさっ!
 皆様お付き合いありがとうございました!この座談会ぽいものはその内次作が出来るかもしれないし出来ないかもしれない他の拍手ネタが思い付くかにもよりけり!(あんまりやると本編のネタバレになるし…)らしいのであまり期待はしないで欲しいさ!言われんでもしないか!ではこの辺でっ!お後がよろしいようでーー!」


「いやよろしくない」


「よろしくないです」



〜終了〜



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。