ふと顔を上げたら、





―――目が合った。





ふんわりとした優しい笑顔を向けられて。





どうしようもないほどに、照れくさくなる。





屯所では見たことがない顔。





みんながいた時には、見れなかった顔。





その顔が、今は私の目の前にある。





それが何だか恥ずかしくて。





何だか、くすぐったくて。





私は俯いてしまう。





くすり、と笑う声。





同時に、息を吐き出す音もして。





あぁ、また呆れさせたと思っていると。




















「……隠すな、もったいねえ」




















そう言って、あなたが頬に手を添えて、私の顔を上げさせるから。





目の前には優しい顔。





綺麗で、綺麗で、綺麗で、





泣きたくなりそうな綺麗な顔が目の前にあるから。





私はもう、何もかもが滲んでよく見えなかった。





くすりと、笑う声がする。





呆れたように、息を吐く音。





その音と、それから、





「…本当に、お前はすぐに泣くから……」





困ったようなあなたの声と、





温かいぬくもりが、私の頬に降ってきた。



終。






<アトガキ>

こんにちは、映です☆
拍手をありがとうございますvv
このような拙い作品に拍手を下さり、とても嬉しく思っていますv

さてさて、今回もお礼というのはどうなんだ!というブツで申し訳ありません><
ちょ、そろそろお前いい加減にしろよー!という状態ですが、
実は、書いてて楽しかったりします(えぇぇぇぇぇっ)
自分自身が感覚人間なので、こう…感覚onlyのブツはものすごーくラクです!(オィ!)
ついでに、脳内で背景になってる部分があったりするんですが、
あるなら書けよ!って話ですね。
・・・はい、精進します_| ̄|○ il||li

ちなみに、今回は「ふと顔をあげたら」というのをテーマにしてます。
千鶴ちゃんが「ふと顔をあげたら」、いつでも土方さんと目が合えば良いと思います!!
目が合うくらい千鶴ちゃんを見つめてればいいよ、土方さんはっ!
で、照れさせればいいと思うよ!!

・・・と毎度思ってます。
思ってるなら、ちゃんと書けって話ですね。
がんばりますっ!

ではでは、お付き合い下さり有難うございましたvv



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)
あと1000文字。