神様みたいな、キミ。

浜田 良郎 編






良郎は、神様みたいだ。

私は彼に、何度助けられただろう。


彼のほうが、大変なのに。
彼のほうが、色々苦労してるのに。

私は、彼に甘えてばかりだ。


良郎が大変な時、私は傍にいてあげられなかった。
自分の事に精一杯で、良郎を見る事すらしなかった。

それでも、今、こうやって隣に私がいる。

何もしてあげられなかったのに。

私は、良郎を、傷付けたのに。




「そんな事ないよ」



ほら、そうやって、なんでもない風に笑う。

私の全てを許すように、笑う。




「何?」

「………別に…」




私は、彼の事を何一つ…わかってあげられないのに。

それでいい、と言いたげに、彼は微笑み続けるのだ。



何も言わず、全て自分で抱えて。

そうやって、私に笑いかけるだけ。


これ以上、哀しい事はないと言うのに。





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東雲 遙夏




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