拍手ありがとうございます!! 現代版/lesson11 風と花の唄 家に帰って、いくつかの楽譜を引っ張り出した。 明日からさっそく独唱の練習にはいるらしいので、 その時に、人間フリザードから馬鹿にされたくない。 「いつか、『夜の女王アリア』を歌ってみたいけど・・・・ いきなりはきついかなぁ・・・。」 その時、開けていた窓の向こうから、音楽が聴こえて来た。 「ピアノ?」 急いで窓から身を乗り出し、あたりを見回す。 すると、斜め前にある薬局から音が洩れていることがわかった。 そして、ピアノの音と一緒に男声が聴こえてきた。 低くて、心に沁みこんでくる声・・・。 「土方さぁん!!窓閉めてくださいよ!! 今、テレビ見てるんです!!いいところなんです!!」 「沖田さん・・・?」 まるで私の声が聞こえたかのように、沖田宗吾がいきなり私の方を向いた。 「あ!!富永さん!!こんばんわぁ! 明日の朝、一緒に学校に行きましょうね!!」 「なっ!!??」 「宗也!!ウザイ!!」 さすが人間フリザード。 再び、空気が凍ったわ・・・・。 拍手ありがとうございます。 感想・コメントお待ちしております。 (もう一度拍手を送ると続きが表示されます。) |
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